K6A

2023年01月05日

スズキの軽自動車用エンジン K6A

 

Wikipedia

 

—オイル上がりの発生のしにくさ—

FF △

FR × (エブリィキャリィジムニー等)

 

 

—バルブが溶けて小さくなる–

エキゾーストバルブのバルブフェースに煤が堆積しやすく、バルブが少しずつ溶けて小さくなる症状が多く見受けられる。

小さくなるとバルブシートに密着できなくなり圧縮不良となる。

更にカムとバルブの隙間が少なくなり、常にバルブがカムに押された状態となってしまう。

この症状を予防するには、エンジンコンディショナー等の洗浄剤でエキゾーストバルブに体積した煤を定期的に洗浄するのが効果的である。

 

 

—新車に採用されていた片貴金属プラグが故障の元凶—

モデル途中からイリジウムプラグが採用されるようになったが、片貴金属プラグという中心電極のみイリジウムが採用されたプラグだった。

5万キロくらいでかなりプラグギャップが広くなっていて、車検等でプラグ点検を省略されていると失火等が発生し、結果的にダイレクトイグニッションコイルの故障も誘発してしまう。

そのような状態で走り続けると更にエキゾーストバルブに煤が堆積しやすくなり、小さくなる症状を誘発してしまう。

新車3万キロ以内で両貴金属タイプのスパークプラグへ交換することが望ましい。

車重が重くて常用回転数が高めなジムニー、エブリィ、パレットでひどい症状が発生しやすい。

NGK品番 KR7AI LKR7BI8 等 熱価の後にI(アイ)がくると片貴金属プラグだそうです

 

 

—FFエンジンはベルトの張り調整がシビアでプーリーがサビやすい—

FFエンジンのベルトのレイアウト的にオルタネーター側が鳴きやすい。
更にプーリーに水がかかりやすいせいか、プーリー溝がサビてしまって、ボコボコになった表面がベルトを削ってしまうこともあるため、張りや亀裂だけでなく、痩せ具合やプーリー回りに削り粉が飛び散っていないかの確認が必要。
上記のような理由のせいか、鳴きを止めるために張ってしまうケースが多く、張りすぎでオルタネーターのベアリング破損が多数見受けられる。
張り具合の管理はスズキ指定のユニッタやカイセのテスターにて周波数管理が無難。